アマゾンジャパンが物流をヤマトから切り替えた事業者の配送サービスレベルが低く、遅配や未着が発生しているとのことだが、今明らかになっている事例はたぶん氷山の一角だと思うのだ。
ヤマトのサービスレベルはその品質や時間に対する正確さに関しては世界NO1だと考えているので、他の地域の事業者がアマゾンの料金でヤマト並みのサービスを提供することは絶対に不可能だ。
もちろん佐川や郵便と比べてもヤマトのサービスは群を抜いていて、その差は
今の日本人ならば誰でも知っている暗黙知なのだ。
20年前、アメリカのメンフィスにあるFederal Expressのハブ空港を見学したとき、その荷扱いのひどさに驚いたことがある。
そのことを担当者に尋ねると自慢げには損率は0.2%しかないと嘯くではないか、つまり当時FEDEXでは一日百万個の貨物が通過していたわけなので、一日2,000個しか破損しないと自慢していたことになる。
そして破損率を0.2%に抑える秘訣を尋ねるとその答えが
「貨物を送るお客さんがきちんと梱包すること」
だったのには笑ってしまった。
アメリカというか日本以外の国はこのくらい大雑把なのだ。
日本の消費者が世界一神経質なことはアマゾンだってわかっていたはずだがこれで身に染みただろう。