今日の日経新聞第一面、「高速3社海外で道路事業」だそうです。
これは日本の高速会社(旧道路公団)が、インドやベトナムで高速道路の
建設や運営を一手に引き受けてしまえ!というものです。
たしかに他の国と比べても、日本の建設水準はとびぬけていると思わずに
はいられません。
日本はまず地震が多い、山が多いし、したがって谷や川も多いし、又海に
囲まれているため島も多いときているので、その建築基準は世界一厳格
なものと思われます。
その上、長い間税金をバンバン使って公共工事を行ってきたわけですから、
その技術は世界一でしょう。
実際ドイツのアウトバーンは、たしかに距離は長くて速度無制限なのですが、
あの国には山がほとんどなく、ほぼまっ平らな国土だと考えていいでしょう。
したがってその道路のつくりは、日本から見れば単純で簡単なものでした。
そして一年半前、トルコのイスタンブールへ行ったとき、ヨーロッパとアジアの
分岐点であるあのボスポラス海峡で、海底トンネルの工事が行われていました。
そしてその建設に携わっていたのが日本の「大成建設」だったのです。
この海峡は長さで言えば、日本の関門海峡ぐらいだと思うのですが、関門トン
ネルなんてずいぶんと前からありますよね。
工業製品だけでなく、世界で競争力を持った分野はまだまだ日本にはいっぱい
あると思うのですが。