当社も今期で56年目を迎えます。
さすがに、56年間ずーっと取引が続いているお客さんはいないのですが、
今でも懇意にしてもらっているお客さんの中には、40年以上のおつきあいの
お客さんも少なくありません。
今胸に手を当ててよく考えてみると、過去10年以内に取引を始めたお客さんと
40年以上のお客さんとを比較してみると、明らかに取引の長いお客さんの方が
緊張感が薄れてきています。
それはやはり社員の中でも同じで、親しく親密になることはいいことなのですが、
少しでも度を越すことがあると所謂「なあなあ」になってしまって、こちらに失礼が
あってもお客さんから何もいえない雰囲気になってしまいます。
お客さんのお陰で仕事をさせていただいているという謙虚な気持ちを忘れないよう、
取引が始まった当時のことを思い出して一からスタートをきる気持ちです。
「3年目の浮気」などという歌がありましたが、「56年目の驕り」などと言われないよう
にしたいと考えています。