もう一ヶ月も経ってしまいましたが、3年ぶりに鈴鹿で開催されるということでF1を観に
行ってまいりました。
まず驚いたことは拍子抜けするほど空いていたこと、
原因は、ひとつには今年ホンダがF1から撤退したことと全席指定席になってチケットが
高くなったこと、それとやはり若者の車離れが進んでいる現状があるようです。
ちなみに一人30万円はするであろうVIP席を双眼鏡で覗いてみたら・・・
やはりガラガラでした。
レースはトヨタのヤルノ・トゥルーリが二位になって豊田社長も大喜びで、クラッシュも
一回だけで私を含めた観客はみんな大喜びで大興奮でした。
ところが今回の予選を観ていて感じたのですが・・・
たしかにトヨタのマシンは速くて、見ていてそれと分かるのですが、
残念なことにどこか転校したての転校生のようで、存在感がないのです。
その点、やはりフェラーリやマクラーレンなんかがサーキット上に出てくると、やはり
「いよっ!待ってましたっ!」って感じがして興奮してしまいます。
それはやはり他の観客も同じようで、これらのマシンが前を通るたびに大きな歓声が
上がっていました。
やはり、誕生してから100年そこそこの自動車であっても、その創り出された車やF1を
通して見えてくる企業の熱くて強い思い、コンセプトを感じずにはいれないのは私だけで
はないはずです。
やはり歴史や企業文化の差は、そう簡単には縮まらないでしょう。
しかし、トヨタさんには「業績不振による撤退」などといわずに、これからも末永く頑張って
いただきたいと思っています。