ヤマトがようやく大口顧客に対する値上げの交渉に入るようだ。
個人顧客の値上げ発表の前にこれをやってもらいたかった気がする。
なにしろネット通販の拡大で貨物の9割がこれら企業からのものということなので、この交渉がうまくいけば個人客の値上げは必要なくなるか、もしくは値下げも可能なのではないかとも思うのだ。
それほど今の大口顧客割引の運賃と個人顧客の運賃との格差が広がっている。
聞くところによるとアマゾンのヤマトの運賃は一律300円以下というではないか(真意のほどは定かではないがだいたいそんなもの)。
東日本大地震発生後数々の美談を作り日本中を感動させたヤマトに対する国民のエールの声がトーンダウンしていることに危機感を感じている。
大口顧客との交渉は、その企業のビジネスモデルにまで影響を及ぼす重大な問題となるため厳しい交渉となるだろうが、宅配便ナンバーワンの地位を譲る覚悟で臨んでいただきたい。